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写真同じです
～憤怒をもって智慧を説く、仏教世界の尊者～
右手には倶利伽羅剣・左には羂索
【不動明王】　-空海が平安時代に日本に伝えた明王の代表尊-
不動とは揺るぎない悟りの心のこと。忿怒の相は、如何なる者でも屈服させて救済しようとする姿を表しています。有相無相を見わたす天地眼（てんちげん）に牙上下出(がじょうげしゅつ)の口を備えます。上を向く牙は自己精進・下を向く牙は衆生救済をあわらしています。炎の光背を背にし、手には利剣と羂索（けんじゃく）を持っています。羂索は煩悩を縛り悪の心を改心させる捕縛用の縄、降魔の利剣は、大日如来の智慧の鋭さの意味も併せ持ちます。大日如来の化身として、どんな悪人でも仏道に導くという心の決意をあらわした姿だとされています。